湯村温泉町では、幻想的な祭りがあるのをご存知でしょうか?湯村町内を流れる「春来川」を囲みながら、地元の子ども会で繰り広げられていいく「ジーロンポ、ターロンポ、 ムーギのナーカのクーロンポ」といって、人の中の高ぶる心や心の病気を焼き払い、すべてを水に流してきれいな心にしましょう・・・と祈るのです。
しかし、この火祭りの由来を裏づけるものというのは特にはない。日本各地の同種の祭りものを見ると、多くのものは無病息災や危難消除を祈りながら、また五穀豊穣を祈るものが多いの が分かります。初めに出てきた囃子詞の「ジーロンボ、ターロンボ」の言葉については、「次郎坊、太郎坊」に節をつけたものと思われます。
これは比良山の天満宮奥の院に次郎坊という名前の天狗が祭られ、また大郎坊は京都の愛宕神社の奥の院に太郎坊なる名前の天狗が祭られているものです。 愛宕神社の祭日というのが8月24日で、天満宮が8月24日、そして湯村の火祭りが8月24日の夜となっていることから、つまり湯村の火祭りは両神社祭の中間に位置しており、 愛宕神社の本祭と天満宮の宵祭が同時にできる時間帯でありましょう。
湯村の町ではこの夜は、稲負谷地区民が当地の愛宕山参りをしてから、正福寺境内の天満宮には御神燈が灯されます。ですからこの火祭りは当然暗くなってから始まります。 この神秘的で幻想的な祭りを体験してみてください。
湯村温泉街においての商店街の夏祭り「荒湯天狗まつり」では、「ここに荒湯天狗様をお迎えし、平成の世の中を平けさせ、商い繁盛を祈願し・・・荒湯天狗様にかしこみ、 かしこみ申〜す」と言う言葉で始まり、この祭りは新温泉町湯の湯村温泉街で賑やかに行われています。
また「商売繁盛」と「家内安全」を願うこのお祭りには、様々な夜店がならぶのと同時に、温泉宿泊券など豪華景品が抽選で当たるビンゴ大会や「天狗パレード」やバンド演奏の アトラクションなど、どれを取っても楽しそうで盛りだくさんの内容でとても賑やかです。その時に但馬牛感謝祭「灯篭絵巻」の点灯式も同時開催されまして、 季節的にも浴衣姿で訪れるお客さんも多く見られ、夏らしい活気のある地元ならではの個性あるお祭りです。
商売繁盛の「荒湯天狗」とは何でしょうか?これは湯村の火祭り8月の天狗と八幡神社の天狗との絡みもあり、その昔から湯村と天狗は深い関わりがあったのであります。 この「荒湯天狗」というものは、山峡に立ち昇っていく湯けむりが温泉情緒をかもしだす、湯村のシンボルである「荒湯」と、祭事で伝承される時の湯村の「天狗」との結びつきから 誕生したところから始まりました。
思いにふけ春来川の風景を眺め、川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりとくつろぐのも良いでしょうし、友人と楽しくおしゃべりしながら時間を過ごすのもいいですね。
昔の人では、そこで旅の疲れを落としたり、農作業終えた帰りなどに、あふれ出た温泉に足をつけて、高温の荒湯でゆでたあつあつのタマゴを食べながらおしゃべりしたそうです。
そんな昔ながらを生かして作られた情緒ある『足湯』は、なかなか都会に住んでいては体験出来ないものです。