
湯村温泉は、その昔、嘉祥元年とも貞観2年とも言われており、今からおよそ1150年前に「慈覚大師」によって 発見されたと語り伝えられているという古湯であり、湯村温泉の元湯は「荒湯」と呼ばれ98度というほどの高温泉が なんと毎分470リットルも、湧出していて、周辺の側溝からは湯気が出ているほどのものです。
湯村温泉は、岸田川の支流にあり、春来川のほとりに湧くこの日本屈指の高熱温泉である「湯村温泉」は、 深いボーリングを必要とせずに数メートルもの深度で湧出しているところから、需要量に比べて湧出量が豊富な温泉 のために、ここでは、旅館だけでなく地域住民の各家庭にも配湯がされていて、湯村人たちにとっては生活に欠かせない ものとなっています。
また、湯村温泉の「荒湯」で温泉たまごを茹でる観光客の姿が多く見かけられる様になり、そして湯村温泉独特の風景を つくり出しています。ホテルや旅館といった宿泊施設は、24軒程度ではありますが、内2軒が定員500名クラスの 大型ホテルとなっておりますので、このことを含めると大きな温泉街の部類に入るのではないでしょうか

兵庫県美方郡新温泉町大字湯にある温泉を湯村温泉(ゆむらおんせん)と言います。時代は遡り、平安時代の848 年に開湯という古くから歴史ある山陰の山峡にある閑静な湯治湯であります。
湯村温泉は荒湯という高温の噴出泉が中心部に位置していて、春来川を中心に温泉街となっております。 荒湯は、ゆで卵や野菜などといったものを茹でたりできるほどの98度の熱泉で、周辺の側溝からは、 もうもうと湯気が出ており、冬の夜は川からもその湯気があがりますので、まるで温泉街に霧がかかったようになります。
そして、旧町名が温泉町、字名が「湯」という文字であるほど温泉への依存度は強いものとなっています。 変わった名前では「温泉病院」という名称の病院や、「町立温泉小学校」と言う学校もあるほど温泉が身近な地域である といっても良いでしょう。
この温泉は「湯けむりの郷」と称し、また1981年のNHKドラマ「夢千代日記」のロケ地 として使われたところから、その風情が全国に知られるようになり、それ以来またの名を「夢千代の里」とも称するので あります。同じ名前の温泉が山梨県甲府市にもありますし、また島根県雲南市木次町には出雲湯村温泉という温泉がある ということも知識として知っておくのも良いかもしれません。
湯村温泉の泉質は、どのようなものかと言いますと炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉いわゆる低張性・中性・高温泉で 無色透明です。効能は、筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・慢性消化器病・冷え性・きりきず・やけ ど・慢性皮膚病などに効力があると言われています。
温泉独特の匂いや味と言ったものが、ほとんどありませんが、口に含んだ感覚が、少しトロリとしています。 これはお湯に重曹が含まれているためもありますが、弱アルカリ泉でお肌にも優しく、湯上り後はさらっとしていつまで も湯冷めしにくく身体の芯からぽかぽかと温まり、肌はツヤツヤします。
また湯村温泉は、擦り傷などケガをしてしまった場合で、血が出ていたとしても湯村のお湯に浸けていると不思議なことに血が 止まり、傷が早く治るとされています。これには、お湯に含まれている成分が、そういった老廃物のみを取り除くことに より、肌に再生力を与えているのであります。
このような皮膚に良い泉質を利用して、湯村温泉水配合の化粧水やボディソープも作っているそうですので、興味ある方は1度手に取ってみてはいかがでしょうか? 飲用利用では、慢性消化器病・慢性便秘・痛風・肥満症に効果があるといわれています。
思いにふけ春来川の風景を眺め、川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりとくつろぐのも良いでしょうし、友人と楽しくおしゃべりしながら時間を過ごすのもいいですね。
昔の人では、そこで旅の疲れを落としたり、農作業終えた帰りなどに、あふれ出た温泉に足をつけて、高温の荒湯でゆでたあつあつのタマゴを食べながらおしゃべりしたそうです。
そんな昔ながらを生かして作られた情緒ある『足湯』は、なかなか都会に住んでいては体験出来ないものです。